批評の手帖

浜崎洋介のブログです。ご連絡は、yosuke.khaki@gmail.comまで。

明日2月9日(金)19時~、文春ウェビナーで「『保守』と『リベラル』、それぞれを叱る」をやります(+知らない動画)

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 昨日まで風邪で寝込んでいて色々と仕事が滞っているにも関わらず(汗)、明日2月9日(金)19時~、いつもの文春ウェビナーで、與那覇さんと「『保守』と『リベラル』、それぞれを叱る」という対談をやります(…汗)。
 これは、『文藝春秋』でやる新リレー連載〈「保守」と「リベラル」のための教科書〉スタート記念企画ということですが、以下に、文春ウェビナーの紹介文を上げておきます。ご参照ください。

新リレー連載〈「保守」と「リベラル」のための教科書〉スタート記念企画
 月刊「文藝春秋」では、2024年2月号より、文芸批評家の浜崎洋介さんと評論家の與那覇潤さんによるリレー連載〈「保守」と「リベラル」のための教科書〉をスタートしました。

 なぜこのテーマなのか? なぜこの二人なのか?――

 二人の立場をあえて位置づければ、浜崎さんは「保守」で、與那覇さんは「リベラル」。
 しかし、この二人には「共通点」があります。“敵陣”を攻撃する以上に“自陣”に厳しい視線を向けていることです。浜崎さんは、「リベラル」を批判する以上に、自称「保守」の現状を批判し、與那覇さんは、「保守」を批判する以上に、自称「リベラル」の現状を批判しています。

 日本だけでなく世界各国で、「社会の分断」が生じ、「右」と「左」、「保守」と「リベラル」、「エリート」と「大衆」が「不毛な対立」を繰り返しているなかで、二人の言論活動は、本来あるべき「議論」や「対話」を甦らせる試みだと言えるでしょう。

 浜崎さんの初回は、「保守の教科書」として、福田恆存『人間・この劇的なるもの』を取り上げています(2月号)。

 與那覇さんの初回は、「リベラルの教科書」として、安部公房「詩人の生涯」(『水中都市・デンドロカカリヤ』所収)を取り上げています(3月号、2月9日発売、電子版2月8日公開)。

 なぜこの本、この作品なのか。本ウェビナーでは、初回の選書の意図や狙いと、今後、リレー連載をどう展開していくか、その抱負を大いに語っていただきます。ぜひご覧ください。

 どこかで、小林秀雄が「僕は興味のないものはすぐに忘れてしまうし、それに拘りを持つことができない」(大意)みたいなことを言っていましたが、私も全く同じで、「保守業界」に興味も拘りもないので(むしろ軽蔑感を持つことの方が多いかもしれません)、業界の事情には驚くほど通じていませんが、それでも少ない経験で言えることは言っておきいたいと思います。
 ありがたいことに、與那覇さんも、私の「保守思想入門」の連載を含め、今回の文春ウェビナーの企画をnoteの方で紹介してくださっています(↓)。
note.com
 どういう話の展開になるかは、やってみなくては分かりませんが(笑)、ご興味があれば、是非!

 ちなみに、遅れている「保守思想入門」の方ですが、二回目は、もう少しで出ます(今、ゲラを直しています…汗)。しかし、今年は、「戦後史」の本も作ろうと思っているので、どうやって仕事をセーブするかが問題になりそうです。モノを書き始めた頃は、学生や友人との飲みも含めて、仕事を調整することなど考えたこともありませんでしたが、果たしてどちらが豊かな人生なのか...(笑)。いずれにしろ、進みながら何とかやっていくしかありません。引き続き、よろしくお願いします!

追伸
 文春ウェビナーのこの動画を検索していたら、「知らない動画」が出てきたので(おそらく、過去に撮影した動画を再編集したものだと思いますが)、以下に貼っておきます。これ、神経質な人だったら「オレは連絡受けてないぞ、知らぬ間に、何をしてるんだ!」とか言い出しそうですが、大丈夫なのかしらん(笑)。
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