frontJapan桜と、文春ウェビナー

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 昨日、室伏さんと出てきたfrontJapan桜の動画です。
 次号の『表現者クライテリオン』は、「進化する“コスパ”至上主義――タイパ管理された家畜たち」を特集しているのですが、その特集座談会にお呼びした三浦展さん絡みのネタとなっています。題して「『ファスト風土化』の病理を考える」。雑誌の特集は「コスパ」(コストパフォーマンス)と「タイパ」(タイムパフォーマンス)が蔓延する現代社会批判を企図したものですが、frontJapanでは、その一つの現象として2000年代から急激に広がった「ファスト風土」の問題を取り上げています。ご興味身があれば、是非。


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 また、こちらの方は、frontJapanの動画を探していたら出て来たものですが(笑)、多分、切り抜き動画なんでしょう。こちらの方も、無料公開は初めてだと思うので、念のため上げておきます。お題は「“アウトサイダー評論家” 山本七平の見た〈インテリ〉の限界——キリスト教丸山真男・『様々なる意匠』」となっています。
 こちらの方も、お時間があれば是非。

6月29日開催『大学教育の使命:外から眺める大学の今とあるべき姿』特別講演会の告知と、「もぎせかch」トークイベントの動画公開!

ネットワーク大学コンソーシアム岐阜 特別講演会

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 一ヶ月後の6月29日(木曜日)、岐阜大学で「大学教育の使命:外から眺める大学の今とあるべき姿」という講演会をすることになりました。
 自分自身の自己規定としては、1に物書き、2に教師ということもあって、この度の講演会には気合を入れています(笑)。講演内容については、まだまだ構想途中ですが、「大学論」をベースとしながらも、私自身の経験を織り込んだお話を差し上げたいと考えています。
 岐阜には、表現者塾の岐阜支部もあるとのこと、もし、お時間が許せば足を運んでいただければ幸です。申し込みの方は、上のHPから辿って頂ければと思います。何卒、よろしくお願いいたします!
 
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 あと、今年の4月にやった「もぎせかch」の特別トーク・イベント「『戦後日本』を精神分析する」の動画がアップされました。まだ、全部で何本あるのかは分かりませんが(汗)、アップされ次第、このページで紹介させていただこうと思っています。
 茂木先生、改めてありがとうございました。こちらの方も、お時間があれば是非!

追伸
 茂木先生との動画は、全6本の大作になりました!「公開」を迷った箇所もあったんですが、できるだけ「本音」を残しました(笑)。お時間が許せば、是非。

文春ウェビナー「ベストセラー『安倍晋三回顧録』は自己欺瞞か、本音か」

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 またしても「〝ネアカ宰相〟安倍晋三の虚実」(與那覇潤×浜崎洋介、『文藝春秋』2023年5月号)の切り抜き動画です。今度のものは、「戦後レジーム」ではなく、安部晋三元首相という人間の「性格」に焦点を当てたものですね。こういう断言ができるのは文芸批評家の特権ですが(笑)、よろしければ、是非。

【チャンネル桜・討論】日本の歴史上にとっての『日本国憲法』

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 さっき出てきたばかりの、出来立てほやほやの討論です。あの憲法を侮蔑することにかけては人後に落ちないつもりですが、それがなぜなのか…「絶望」と共に確認していただければと思います(笑)。あんなバカでも分かる不法憲法に右も左もありません。物事を考えることにおいて誠実か不誠実か、ただそれだけの問題です。
 ご興味があれば、是非!

信州支部勉強会への感謝と、frontJapanと、文春ウェビナーと。

 昨日の夕方、表現者・信州支部勉強会から帰宅してきました。
 初日の小幡敏氏の基調講演「軍事について考える前に知っておきたいこと」と、その後のディスカッション、また、夜の懇親会も素晴らしい時間でしたが、翌日の温泉からの昼食会も和んだ雰囲気で、充実した時間になりました。信州支部支部長である前田さん、また今回の企画者・幹事を担って下さった北澤さん、そして、会場に駆けつけてくれた塾生や地元の皆さん、この場を借りて、改めて感謝申し上げます。ありがとうございました!
 米国が、中国が、国際金融資本がどうであろうと、一人一人が自分の持ち場で出来るだけのことをやるだけです。そして、それが出来ない国や共同体は亡ぶだけのことです。こんな当たり前の「事実」について複雑に考える必要を私は認めません。そして、そんな戦いを遂行する一人一人の「魂」を支えていくための「言葉」であり、「勉強会」や「塾」であり、更には「政治」でもあると思っています。引き続き、共に考えていきましょう!


 で、ついでと言っては何ですが(汗)、二つの動画を告知しておきます。
 一つ目は、先日森永康平さんと出て来たfrontJapan桜。私のお題は「テロリズムの時代を読む」となっていますが、要するに、最近多発している政治テロを、昭和の政治テロと比較しつつ論じたものです。よろしければ、ご視聴いただければ幸いです。
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 あと、もう一つは、またしても文春の切り抜き動画「小林秀雄はなぜ“リベラリズム≒普遍主義”を退けたか――浜崎洋介と與那覇潤がベルグソンと『故郷を失った文学』からその思想に迫る」です。こっちの方は、結構哲学的な議論をしていますが「本質論」が好きな方には届くのではないかと。
 「保守」というと「現象論」に拘泥しているイメージもあるかと思いますが、私自身は現象論が大嫌いです。ただ、お高く留まっていると思われるのも癪なので、少しは世間に対する「媚態」も示しておこうかと(笑)。
 しかし、ということは、この動画は、結構「自然体」だということです。これも與那覇さんとの附き合いの長さゆえかも知れませんが、ご興味があれば、是非。
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文藝春秋・電子版「安倍長期政権で『戦後レジーム』は“脱却”ではなく“完成”した」

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 またしても「切り抜き動画」です。これは「〝ネアカ宰相〟安倍晋三の虚実」(與那覇潤×浜崎洋介、『文藝春秋』2023年5月号)用にやった対談の一部だと思いますが、「戦後レジーム」に焦点が当たっているところが新鮮と言えば新鮮なのかな(笑)。
 ちなみに「戦後レジーム」について、もう少し詳しく知りたい人は、【Front Japan 桜】政府の役割を取り戻せ! / 改めて問う「戦後レジーム」とは何か[桜R5/3/29] - YouTubeの方で確認していただければ幸です。よろしくお願いします!

【開催告知】4月29日(土) 第4回表現者塾信州支部学習会 ~軍事について考える前に知っておきたいこと~


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 いよいよ、4月29日の表現者塾信州支部第4回学習会が、今週の土曜日開催です。
 すでに予定していた人数は埋まったとのことですが、まだギリギリの参加も可能だと聞いています。
 繰り返しになりますが、大規模なシンポジウムではないけれど、毎月の塾でもない(1回だけの参加も大歓迎です)、こういう勉強会のチャンスははめったにありません。しかも、人の集まりやすい東京でなくて長野県須坂市開催というおまけつきです(笑)。
 以下に、今回の学習会についての、信州支部長の前田一樹さんのメルマガと、私のメルマガを掲示しておきます。
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 また、念のため、メルマガの内容も掲載しておきます。少しでもご興味があれば、是非、足を運んでいただければ幸いです。よろしくお願いいたします!

みなさん、こんにちは。文芸批評家の浜崎洋介です。
 この度は、4月29日(土)に開催予定の「第4回表現者塾信州支部学習会~軍事について考える前に知っておきたいこと~」の告知のために、久しぶりにメルマガを書いています。
 今回の信州支部学習会は、昨年10月に『「愛国」としての「反日」~奇形の軍民関係を正す』(啓文社)で、「アパ日本再興大賞・優秀賞」を受賞された小幡敏氏(令和元年に、表現者賞も受賞)による講義となります——その後に、不肖・浜崎とのディスカッションも予定されていますが——。学習会のお題は「軍事について考える前に知っておきたいこと」となっていますが、いかにも小幡さんらしい主題だと思うのと同時に、私自身、その講義を聞けることを心から楽しみにしています。
 とはいえ、「軍事」と言うと、国民生活とは遠い世界の出来事だというのが一般的な理解ではないでしょうか。ただ、そのこと自体が、私たちが、「軍事」という営みを私たちの生き方(生活)から切り離しててきたことの結果なのです。
 もちろん、その裏には「戦後」の偽善が潜んでいます。
 思い出してみてください、小中学校時代に、初めて日本国憲法を学んだ時のあの違和感を。表では平和憲法(戦力の不保持)を言いながら、その裏で、自衛隊の存在を容認している現実に対する不快感を。あるいは、その矛盾を放置してきた大人たちへの疑心暗鬼を。
 そして、この偽善こそが、私たちの軍民関係を「奇形」にしてきたものの正体だと言っていいでしょう。小幡さんの言葉を借りれば、国家の「正妻」ならざる「妾」の位置を強いられて来た自衛隊について、私たちはある種の後ろめたさを引きずりながら、それゆえに、常に心理的に歪んだ言葉しか——つまり、シニカルな開き直り(親米保守の現実主義)か、「政治的な正しさ」を笠に着たヒステリックな批判(反米左派の空想的平和主義)しか——、自衛隊に対して用意することはできなかのです。そして、まさにその歪んだ言葉が、「国民」と「軍」との関係を適切に位置づける営みから、ますます私たちを遠ざけてきたのでした。
 この歪みの起源について、ここで詳しく述べる余裕はありませんが、しかし、この違和感を放置してきたことのツケは、今、かつてなく大きくなっています。
 米中覇権戦争が喧伝され、中国による尖閣・台湾侵攻のリアリティが増し、ロシア—ウクライナ戦争が現実に起こっている現在、果たして、いつまでたっても「軍」と適切な関係を結べない国民というものが、現実に対して適当な対処ができるものなのでしょうか?
 しかも、それは、そのまま私たちの文化や歴史の問題に直結しています。
 国家からも、国民からも、そして戦前の歴史(旧軍)から切り離されてしまった自衛隊は、では、いざというとき、一体何と繋がりながら自らの「戦い」を納得すればいいのでしょうか? 「靖国で会おう」という言葉がフィクションだろうが何だろうが——ちなみに、社会秩序の全てはフィクションです——、その「再会できる場所と歴史」を用意せずに戦えと言われて、誰が本気で、自らの身を「戦い」に晒すことができるのでしょうか? 誰が、自らの孤独を乗り越えて、戦場という場所を引き受けることができるのでしょうか?
 つまり、「軍事」の問題とは、いかにして私たちは私たちの孤独(死)を乗り越えて、私たち自身を守ることができるのかという、共同体における最も基礎的な問題であり、また、その共同体への意志を培う最も基本的な文化(歴史)の問題でもあるのです。
 いや、私の眼には、この問題から逃げてきたことのツケは、もはや「軍事」方面だけではなく、日本人のあらゆる生活世界を犯しはじめているようにさえ見えます。
 たとえば、「誰もがバカバカしいと思いながら、従っている平和憲法」という構図は、そのまま、「誰もがバカバカしいと思いながら、従っている自粛要請(あるいはマスク)」や、「誰もがバカバカしいと思いながら、従っている財政規律」や、「誰もがバカバカしいと思いながら、従っているSDGs」etc……と何と似ている事でしょうか。
 なるほど、きな臭くなってきた世界情勢を前に、各所で「軍事」についての議論は、一見盛んになっているように見えます。が、その議論のほとんどは、それこそ「防衛費」がどうだとか、「戦車よりジャベリン砲の方が有効だ」とか……専門家や、あるいは軍事オタクに任せておけばいい話ばかりで、全く私たちの生き方(本質論)に触れるものではありません。
 いや、だからこそ、元自衛官でもありながら、しかし、決して軍事の詳細に拘泥しない小幡さんの議論が貴重なのです。戦後日本で「自衛官」を務めることの苦しさを知りながら、さらに、その歪みを真正面から問い質せる人は、それほど多くありません——だいたい「軍事評論家」を名乗る人のほとんどは、単なる自衛隊太鼓持ちか、技術論に拘泥する軍事オタクか、精神論に拘泥する心情右翼かのどれかです——。
 是非、この機会に、小幡さんの話に耳を傾けてみてください。そこには、普通に暮らして来た一人の日本人が(実際、小幡さんは防衛大卒ではありません)、しかし、戦後日本の偽善の真ん中で戦ったことの手応えがあるはずです。その手応えを一人でも多くの人と共有していくこと、その一つ一つの積み重ねしか、この国が「まとも」になる道はありません。
 皆さんと、4月29日にお会いできることを楽しみにしています。
 以下は、会に参加するための詳細です。是非、ご参照ください。
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第4回表現者塾信州支部学習会~軍事について考える前に知っておきたいこと~

登壇者:【第一部】小幡敏先生 【第二部】小幡先生×浜崎先生
開催日:4月29日(土)
開場:13:30
時間:
【第一部】小幡敏先生講演14:00〜15:30
【第二部】小幡先生×浜崎先生(ディスカッション)15:45〜17:30
会場:蔵のまち観光交流センター(多目的ホール
   〒382-0000 須坂市大字須坂352-2
ご参加のお申し込みは「4/29(土)第4回表現者塾信州支部学習会~軍事について考える前に知っておきたいこと~ | 表現者クライテリオン」からお願いいたします!