批評の手帖

浜崎洋介のブログです。ご連絡は、yosuke.khaki@gmail.comまで。

『クライテリオン』最新号、その他色々…

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 これまで、ちょっと異常なスケジュールに追われまくっていたせいで、ブログ更新の余裕さえなかったんですが、それもようやくひと段落して、やっと日常に帰って来ました(笑)——向こう側に行っていた理由は、小林秀雄の「人生」論 (NHK出版新書 665, 665) | 浜崎 洋介 |本 | 通販 | Amazonを書くために文字通りの「全集中」が必要だったためですが…、なぜ、そんなことになってしまったのかについては、また後日の刊行告知のブログで書こうかなと思っています——。


 で、最初は、『表現者クライテリオン』の最新号の告知です。特集は一つ、「日本の『強さ』とは何か」です。私自身「日本復活を導く『道の思想』」という特集座談会に出ていますが、この度も実りある特集にすることができたという手応えがあります。是非、手にとって頂ければと思います。
 特集については言いたいことは色々あるんですが、詳しくは藤井編集長の動画を見ていただくか、後日アップする予定の日本富民安全研究所の浜崎の動画を見ていただくかして頂ければと思います。
 あと、個人的な仕事として、今号から新連載「『自己喪失』の近代史—第1回・『明治の精神』は、どう終わっていったのか?」も始めています。3~4回ほど連載した後に、書き下ろしたものを纏めて一冊にするつもりですが、ここ数年の私の問題意識を凝縮した文章になっています。是非、一読していただければと思っています。
 まず「戦前篇」を出した後に、すぐに「戦後篇」も出すつもりです。乞うご期待、よろしくお願いいたします!


mainichi.jp
 あと、先週の水曜日(10月20日)に出た毎日ナビゲート「『世間』の再構築に向けて」です。
 これは、クライテリオンの最新号の内容とも被りますが、日本人にとって「世間」の安定というものが、どれほどに貴重なものなのかについて簡単に纏めた上で、しかし、この30年間、ただひたすらに「世間」を壊して来た新自由主義ネオリベ=資本主義=グローバリズム)の罪悪を指摘し、「新自由主義との決別」を言う岸田政権への期待というか注文を書いた文章になっています。一読していただければ幸いです。


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 あと、これも終わってしまっているんですが(今更なんですが)、辻田真佐憲さんのシラス番組に出てきました(とはいえ、動画は後からでも見られるみたいです)。
 お題は「浜崎洋介×辻田真佐憲『西部邁とは何者だったのか? その思想と行動を振り返り、保守の真髄に迫る』」というものです。晩年の5年をご一緒させてもらっただけの私ごときが「西部邁」を語ることなど烏滸がましいことは重々承知の上、とはいえ、辻田さんとなら色々楽しく話せるだろうと思って出演を決めた次第。またしてもワインで酔っていますが(汗)、さすがに午前1時までだったし、以前のようには潰れることはありませんでした(というか、潰れると、例の小林秀雄論が書けなくなるので潰れるわけにはいかなかったんですが・笑) 。でも、それなりに酔っていたことは酔っていたので、一体何を話したんだか心配ではあります……が、ご興味があれば是非。 


表現者シークレット読書ゼミ
pages.keieikagakupub.com
 あと、これも、やるまえに告知すべきだったんでしょうしょうが、先週の土曜日(23日)に「表現者オンライン読書ゼミ」で、エーリッヒ・フロム『悪について』(ちくま学芸文庫渡会圭子訳)の読書会をやりました。
 今回から経営科学出版さんに協力していただいて、これまでやってきた「表現者大学」での読書会ゼミを、より広い読者に届けるというコンセプトで「表現者流100分de名著」ってな感じのことをやってます。レジュメも完璧に作りました(笑)。ゼミで頂いたコメントを見る限りでは手応えはあったように思いますが、これもリアルタイムでなくても見られるらしいので、興味がある方は是非、ご参加いただければと思います! よろしくお願いいたします。