批評の手帖

浜崎洋介のブログです。ご連絡は、yosuke.khaki@gmail.comまで。

批評家の高原到さんに書評を頂きました!

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 『週刊金曜日』(1月22日刊行号)紙上で、高原到さんの「三島由紀夫自殺の謎に対照的なアプローチで迫る2書」という書評を頂きました。佐藤秀明氏の『三島由紀夫―悲劇への欲動』(岩波新書)と、拙著『三島由紀夫―なぜ、死んでみせなければならなかったのか』( シリーズ・戦後思想のエッセンス/NHK出版)の二冊を取り上げて、それを「間テクスト的に読むこによって、その狭間に立ちあがってくる三島由紀夫の暗い奥行きを触知」した素晴らしい書評です。自分で言うのも何ですが、大変正確な「読み」をして頂いたと思っています。
 私なりに換言すれば、私の本は、三島由紀夫の「骨から肉へ」到達することを目ざしていて、佐藤氏の本は、三島の「肉から骨へ」ことを目ざしているとでも言ってもいいかもしれません。高原さんの書評、是非一読していただければと思います!(で、気になれば、ついでに私の本も…笑、よろしくお願いします)。

 あと、そういえば久しぶりにメルマガを書いたんでした…(汗)。今年は最低限、月一でメルマガを書きますので!、そちらの方も(『表現者クライテリオン』メールマガジン | 表現者クライテリオン)どうぞよろしくお願いいたします!
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