批評の手帖

浜崎洋介のブログです。ご連絡は、yosuke.khaki@gmail.comまで。

『表現者』75号(2017年11月号)が出ました!

 昨日、『表現者』(75号/2017年11月号)が自宅に届きました。「編集後記」にも記されてあるように、今号をもって、これまで『表現者』という雑誌とその関連活動を中核で担って来られた西部邁顧問と、その実務を担って来られた西部智子さんが引退いたします。その意味でも75号は記念となる号となりました。
 特集は「日本よ、何処へ行くのか」となっていますが、私自身は、「日本文化の本来性とは何か」(佐伯啓思氏×澤村修治氏×柴山圭太氏×西部邁氏×富岡幸一郎氏×浜崎)という座談会に出席しつつ、「ある『日本回帰』の物語―あるいは一つの自然過程について」という個人的なエッセイを寄稿させて頂きました。一読していただければ幸いです。
 
 とはいえ、編集後記にある通り、「形」は変わろうとも『表現者』の運動は終わりません(まさにReform to Conserveです!)。今年一杯は富岡編集長の下で書き継ぐことになると思いますが、それ以降のことについては、今、まさに「検討中」です。引き続き読者の皆様のご支援を賜りたくお願い申し上げます!

 ちなみに「西部邁ゼミナール」の方はまだまだ現役です。第14回「近代日本の戦争−日清・日露、そして第一次大戦」、第15回「近代日本人の『自我』―『日本近代文学』は何を表現したのか」が放映されました。そちらの方も、是非よろしくお願い致します。