批評の手帖

浜崎洋介のブログです。ご連絡は、yosuke.khaki@gmail.comまで。

富岡幸一郎先生をお呼びして、第三回「澤村・浜崎スコレー」を9月15日に開催します。 


 
 またしても告知がギリギリになってしまいましたが、来る9月15日に、富岡幸一郎先生をお呼びして、第三回「澤村・浜崎スコレー」を開催します。「日本人の信仰―近代日本人と宗教的魂」という主題を用意いたしました。『内村鑑三―偉大なる罪人の生涯』そして『使徒的人間―カール・バルト』をお書きになった富岡先生をお呼びして議論するに相応しい主題かと思います。(https://ameblo.jp/sawa-hama-schole/)
 「日本人」の倫理の根幹を問う、いい議論にしたいと思っています。詳細は以下となります。是非ご参加ください。

文芸批評家の河上徹太郎は『日本のアウトサイダー』で、「明治以来のわが文化の混、知識人の不幸は、正統を持たないことにある」と言った。「正統(オーソドキシー)」とは何か。それは宗教的魂を基盤にした思想であり、生き方である。明治維新から百五十年、日本の近代(戦後)を根底的に問い返すとき、宗教学の相対主義(研究)ではなく、日本人の信仰の形態を一神教の視点から見る必要があるだろう。内村鑑三などを具体的に論じて、一神教多神教絶対神と汎神論といった従来の不毛な対立図式を乗り越えていきたい。

登壇者
ゲスト:富岡幸一郎(とみおかこういちろう)
1957年生まれ。中央大学文学部仏文科卒業。在学中「意識の暗室―埴谷雄高三島由紀夫」で『群像』新人文学賞優秀作受賞、評論家活動を開始する。現在、関東学院大学国際文化学部教授、鎌倉文学館館長、『表現者』編集長。著書に『内村鑑三』『仮面の神学―三島由紀夫論』『使徒的人間―カール・バルト』『非戦論』『新大東亜戦争肯定論』『千年残る日本語へ』『最後の思想―三島由紀夫吉本隆明』『北の思想 一神教と日本人』『川端康成 魔界の文学』など。

澤村修治(さわむら しゅうじ)
評伝作家、編集者、「表現者編集委員【近著】 唐木順三〜あめつちとともに(ミネルヴァ書房

浜崎洋介(はまさき ようすけ)
文芸批評家、日本大学非常勤講師、【近著】 反戦後論 (文藝春秋

日時    平成29年9月15日(金曜)午後6時30分〜2時間程度 (開場18:00)
場所    フォーラムミカサ エコ 7階ホール
  〒101-0047 東京都千代田区内神田1-18-1内神田東誠ビル
アクセス  http://fm-tohnet.com/access

参加費   講演会 3,000円 高校生以下 1,500円(各税込)
        懇親会 3,500円(税込) 近隣にて。希望者要申込。
  (お支払いは当日会場受付にて。懇親会には澤村・浜崎は確実に出席します)

定員    80名 (定員に達し次第締切)
申込方法 メールまたはFAXにてお申し込みください。
       ①氏名 ②電話番号 ③参加人数 ④懇親会参加・不参加を明記の上、
       「スコレー事務局」 (フォーラムミカサ エコ内)まで。
MAIL    sawa_hama_schole@yahoo.co.jp    
FAX    03-3291-1396
折り返し申込確認の連絡を差し上げます。
※2日以内に返信が無い場合、お手数ですが再度ご連絡ください。

推薦 西部邁氏/後援『表現者』/協力・蘆澤泰偉事務所、TOKYO MX西部邁ゼミナール』、フォーラムミカサ エコ(掲載 五十音順)