批評の手帖

浜崎洋介のブログです。ご連絡は、yosuke.khaki@gmail.comまで。

来る、7月21日、第二回「澤村・浜崎スコレー」を開催いたします!

 既に「澤村・浜崎スコレー」のHP(http://ameblo.jp/sawa-hama-schole/)や、「西部邁ゼミナール」などで告知済みではありますが、改めて、第二回「澤村・浜崎スコレー」(7月21日)の開催をお知らせいたします。
 今回は、「人間・福田恆存を語る」と題して、演出家、翻訳家で明治大学教授の福田逸先生をゲストにお呼びしてのスコレーとなります。逸先生に、近刊の御著書『父・福田恆存』(文藝春秋・7月28日刊行予定)をお書きになった経緯をお聞きしつつ、福田恆存の生き方、思想、その現代的可能性について議論したいと思っています。ちなみに、ゲストにお呼びするから言う訳ではありませんが、『父・福田恆存』は掛け値なしの傑作です! こんな本に出会えることは滅多にありません。 私の方も気合が入っていますが、ご興味がおありの方は是非ご参加ください。以下は、その詳細です。よろしくお願い致します。

 変化の時代を迎えたいま、保守思想の意味を問い直し、日本とは、人間とは、を考え抜くために、「スコレー」は始動しました。第2回は、福田恆存のご子息で、『父・福田恆存』を上梓されたばかりの福田逸先生をお招きし、「いま、福田恆存を語る意味」について論議していきます。
 「一匹と九十九匹」の読み方、日本近代の「弱さ」について、日本人の倫理観、福田恆存三島由紀夫福田恆存の死生観、などを小テーマとして俎上に載せていく予定です。「醒めて踊れ!」を根柢に、戦後史を駆け抜けた巨人思想家・福田恆存。その実像をさぐりつつ、福田思想が同時代のわれわれに伝えてくるものを見出すために、論議を深めていきたいと思います。

登壇者
ゲスト・福田逸(ふくだ はやる)
昭和23年(1948年)、神奈川県生まれ。父は評論家、翻訳家、演出家の福田恆存上智大学大学院文学研究科英文学専攻修士課程修了。明治大学教授、翻訳家、演出家。共著に『誘惑するイギリス』(大修館書店)、『21世紀イギリス文化を知る事典』(東京書籍)、『シェイクスピアと日本』(風間書房)等。訳書にH・バートン『名優 演技を語る』(玉川大学出版)、G・リットン・ストレイチー『エリザベスとエセックス』(中公文庫)、アソル・フガード『谷間の歌』(而立書房)他がある。
また、長年、現代演劇協会で演劇活動に携わる。手がけた作品に『ジュリアス・シーザー』『マクベス』『リチャード三世』等のシェイクスピア作品から、アンソル・フガート『谷間の歌』や、ノエル・カワード『ヴァイオリンを持つ裸婦』『夕闇』などの現代演劇まで多数。その他『黒蜥蜴』『道元の月』『お國と五平』等の商業演劇や歌舞伎なども手掛けている。また、この度、父からの手紙を題材としながら、福田恆存の交友・親子関係から思想までを綴った『父・福田恆存』を文藝春秋社から近刊予定(7月28日)

父・福田恆存

父・福田恆存

澤村修治(さわむら しゅうじ)
評伝作家、編集者、「表現者編集委員【近著】 唐木順三〜あめつちとともに(ミネルヴァ書房

浜崎洋介(はまさき ようすけ)
文芸批評家、日本大学非常勤講師、【近著】 反戦後論 (文藝春秋

日時    平成29年7月21日(金曜)午後6時30分〜2時間程度 (開場18:00)
場所    フォーラムミカサ エコ 7階ホール
  〒101-0047 東京都千代田区内神田1-18-1内神田東誠ビル
アクセス  http://fm-tohnet.com/access

参加費   講演会 3,000円 高校生以下 1,500円(各税込)
        懇親会 3,500円(税込) 近隣にて。希望者要申込。
  (お支払いは当日会場受付にて。懇親会には澤村・浜崎は確実に出席します)

定員    80名 (定員に達し次第締切)
申込方法 メールまたはFAXにてお申し込みください。
       ①氏名 ②電話番号 ③参加人数 ④懇親会参加・不参加を明記の上、
       「スコレー事務局」 (フォーラムミカサ エコ内)まで。
MAIL    sawa_hama_schole@yahoo.co.jp    
FAX    03-3291-1396
折り返し申込確認の連絡を差し上げます。
※2日以内に返信が無い場合、お手数ですが再度ご連絡ください。

推薦 西部邁氏/後援『表現者』/協力・蘆澤泰偉事務所、TOKYO MX西部邁ゼミナール』、フォーラムミカサ エコ(掲載 五十音順)