批評の手帖

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『文學界』(9月号)に「福田逸著『父 福田恒存』書評―宿命を『いとほしむ』ということ」を寄稿しました。

文學界2017年9月号

文學界2017年9月号

父・福田恆存

父・福田恆存

 『文學界』(9月号)に福田逸氏の新刊『父 福田恒存』の書評「宿命を『いとほしむ』ということ」を寄稿しました。既に書いたことではありますが、この本は間違いなく名著です。親との葛藤を少しでも生きたことのある人間なら、自らの「宿命」を見つめて書かれ福田逸氏の言葉は心に沁みるはずです。一人でも多くの方が『父 福田恒存』(文藝春秋)を手に取ってくれることを願っています。

 ちなみに、西部邁ゼミナール特別20回企画「日本人とは、そも何者ぞ」の第7回「精神の中に死者の言葉が蘇る一種の言語哲学―俊成、定家、世阿弥の「幽玄」日本的サンボリズムの展開」も放映されたようです。そちらの方も、どうぞよろしくお願い致します。