批評の手帖

浜崎洋介のブログです。ご連絡は、yosuke.khaki@gmail.comまで。

①創刊5周年記念!表現者クライテリオン・シンポジウム、②『文學界』の福田恆存特集、③『文藝春秋』への寄稿、④frontJapan桜…など

創刊5年記念シンポジウム

the-criterion.jp
 色々バタバタして、ブログ更新を怠っていたんですが、ここで一気に溜まっていた告知をさせていただきます。

 ①まずは、創刊5周年記念として「我らは次の5年をかく進む」と題したシンポジウムを、7月1日(土曜日)・東京(新宿)でに大々的に開催します! 西部邁先生の『表現者』を引き継いで、『表現者クライテリオン』が創刊されたのが2018年の3月。今年で早6年目ということになりますが、思い起こせば、周りからは「半年で終わるだろう」などと揶揄されながら、まぁ、よく今まで何とかやってきたものだと思います(笑)。西部先生の自裁に始まって、自殺幇助問題での動揺、MXから啓文社への版元の移動、ギリギリの綱渡りの雑誌運営、そして、コロナでの分裂騒動などなど…本当に色々ありましたが、それでも何とか歩いてこられたのも、読者・理解者のみなさんのお陰だと思っています。
 また、それと並行して、北海道、沖縄(与那国)、福岡、鹿児島、長野(松本)、大阪、神戸、大分、京都、東京と…様々な場所でシンポジウムを開いてきましたが、それも塾生含めた支援者のみなさんのお陰だと、心から感謝しております。
 この度は、改めて「これからの5年」を見据えてのイベントということになりますが、いつもの編集委員(藤井・柴山・川端・浜崎)に加えて、顧問の富岡幸一郎先生(文藝評論家)、また、表現者奨励賞を受賞されて評論活動に入られた仁平千香子さん(去年の12月に『故郷を忘れた日本人へ』を上梓されました)、そして、「国威発揚ウォッチ」(配信プラットフォーム・シラス)を切り盛りされている辻田真佐憲さん(評論家・近現代史研究者)をお呼びしての大シンポジウムになります。
 果たして、『表現者クライテリオン』は、これからどこへ向かっていくのか…? その行く末を見届けてもいいと言う方がございましたら、創刊5周年記念シンポジウム 我らは次の5年をかく進む 〜故郷と伝統を見つめたクライテリオンが指し示す道 | 表現者クライテリオンの方で、詳細をチェックしていただければと思います。何とぞ、よろしくお願いします!

 ②あと、これは、おそらく画期的なことだと思いますが、なんとあの”文芸誌”の『文學界』(2023年7月号)が「甦る福田恆存」と題した福田恆存特集を組んでいます! 私自身は、中島岳志さんとの対談「神なき世界をどう生きるか」に出て、「信ずるという美徳」という読書案内の文章を寄稿しています。
 その他、下西風澄さん、片山杜秀さん、平山周吉さん、福田逸さんの寄稿もありますが、ご興味がありましたら是非、是非、是非に手に取って頂ければと思っています。『表現者クライテリオン』の編集の合間を縫って、結構、力を入れて取り組みました(笑)……福田恆存が「甦る」ことを切に祈っています。 
 また、『文學界』編集部の波多野さんには、改めて、ここで感謝を申し述べてさせていただきます。ありがとうございました!

 ③また、最新刊『文藝春秋』(2023年7月号)の「100年の恋の物語」という特集に、「小林秀雄—「中也の女」への欲望」という短文(2000字程度)を寄稿しています。こちらの方は、小林秀雄長谷川泰子との関係を扱ったものですが、読みやすい「読み物」に仕上げてます。是非、よろしくお願いします。


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 ④そして、さっき出て来たばかりのfrontJapan桜の動画です。
 今回、初めて葛城奈海さんとご一緒しましたが、丁寧な綺麗な方で、もの凄くやりやすかったです(笑)。私の方から「『孤立』が導く依存症-思考停止のメカニズム」というお話をさせていただいた上で、葛城さんの方から「 日本型共同体の再生について考える」というお話を頂きましたが、話の内容も非常にかみ合ったものになっています。こちらの方も、ご興味があれば、是非。


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 で、これで本当に最後ですが、⑤文春ウェビナーの切り抜き動画「安倍元首相は『戦前回帰を目論む危険な政治家』だった?—浜崎洋介と與那覇潤が“憲政史上最長の宰相”の〈平成嫌い〉と〈昭和への憧憬〉を分析」と、⑥月刊表現者(有料会員制)の切り抜き動画「財務省と維新の闇—『安倍晋三回顧録』でみる令和日本の『危機』とは?」(藤井聡・柴山桂太・浜崎洋介・川端祐一郎/表現者クライテリオン・チャンネル)です。
 最近、切り抜き動画の紹介ばかりで恐縮ですが、こちらの方も、何卒、よろしくお願いします!