批評の手帖

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西部邁ゼミナールで、特別シリーズ「日本人とは、そも何も者ぞ!」が始まりました。

 昨日から「西部邁ゼミナール」(TOKYOMXテレビ)で特別シリーズ「日本人とは、そも何も者ぞ!」が始まりました。総計20+導入1回(約半年間に及ぶ放送)に及ぶ連続企画で、ゼミナール始まって以来初の試みです。初回は『今、なぜ日本人論か』と題しての導入的な議論となっていますが、次回以降は、聖徳太子の昔から、「古代編」「中世編」「近世編」「近代戦前編」「戦後編」(各編4回)と進んでいく予定です。この企画に対する西部先生の想いには大変重いものがりますが、澤村さんと共に、その想いに応えることが出来ればと思っています。来週以降も、よろしくお願い致します。
 以下は、番組HPでの内容紹介文です。 

日本人は、日本人の在り方について常に気にしていると言われ、古くは江戸時代に遡り、日本人論は沢山の書物にもなっている。
間もなく終わりを告げる平成の30年を振り返ると、日本はボーダレス国境なきグローバルの時代に合わせなければならないと、マーケットの自由競争やグローバリズムが喧伝されてきた。ブレグジット英国のEUからの離脱に端を発し、先のフランス大統領選においては、EUからの秩序を取り戻すと自由の革命を掲げたマリーヌ・ルペン氏が台頭した様に、今、世界は大きな曲がり角を迎え、ヨーロッパでは脱世俗化が知識人たちによって論じられはじめた。ところが、世界混沌化によって時代が危機に突入する中で、今後の日本国家が如何にあるべきか、日本とは何か問われるべき時期に我が国ではシーンと沈黙し静まり返っている。グローバル・スタンダードの名の下に、刺激的で単純な模型が大量に流行する西洋的近代化が一貫して続いて来た我が国の歴史を顧みることで、日本人は何を考えて生きてきたのか、日本人の根本感情は何処にあるのか、そもそも日本人とは何者なのか徹底的に言挙げしてゆく特別企画。