- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2016/11/26
- メディア: 雑誌
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前回『表現者』に書いた「『象徴天皇』の孤独」とも重なる文章ですが、しかし、この度は紙幅の余裕もあって(約20枚)、より詳細で歴史的にも突っ込んだ議論ができたと思っています。また、新たにな導入として坂口安吾の「天皇小論」を使っていますが、たとえば安吾の「必要」(「日本文化私観」)という言葉を媒介にすることで、「象徴天皇制への疑問」をより深めることが出来たのではないかと考えています。是非、一読ください。
私の論考は、雑誌の中では「若手論客の『新天皇論』」という枠に収まっているようですが、以下はその枠でご一緒した「論客」の皆さんです。ご参考までに(掲載順)。
・若手論客の「新天皇論」
空っぽの「象徴」 浜崎洋介
天皇の生前退位問題を遠眼鏡で見る 伊東祐吏
天皇の「政治」力 村上政俊
合理性なきGHQ遺制を脱却せよ 小川榮太郎
「家長」としての陛下 先崎彰容
「御一新」を歓迎する 古谷経衡