国語の先生向けの雑誌『国語教室』(101号/2015年5月25日発行)のなかにある「批評と鑑賞」というコーナーに、「小林秀雄の〈批評=学問〉論―『国語教育』の在り処」という文章を寄稿させていただきました。
『アフター・モダニティ―近代日本の思想と批評』(北樹出版)を読んでくださっての依頼ということで、小林秀雄のデヴィュー作「様々なる意匠」における「批評」論が、そのまま小林晩年の『本居宣長』の「学問」論にまで繋がっていること、そして、それらの議論が「国語教育」の本質を掬っているというような話を書かせていただきました。業界誌という性格上、一般の方の目にはなかなか留まりにくい文章かもしれませんが、元々私自身が塾で英語と国語を教えていたという経緯もあって、心を込めて書いています。一読して頂ければ幸いです
後日、ネットで読めるようにもなりました。以下は、そのリンク先です。
http://www.taishukan.co.jp/kokugo/webkoku/kikanshi/kokugo_101/kokugo_101_44-47.pdf