『正論』(12月号）に「自由を求めて自由を失う―グローバリズムへの警鐘」を寄稿しました。

月刊正論2014年12月号

　「自由を求めて自由を失う―グローバリズムへの警鐘」を寄稿した『正論』(12月号）が今日、自宅に届きました。ただ、この原稿、実は今年の7月に急いで書き上げたものです。それが、なぜ12月号に掲載されることになったのかという経緯については触れません。が、私の中では、発表の時期を逸したという感じは否めません。

　ただ、それでも原稿自体は、戦後の「自由主義」と、冷戦終結以後―特に現在の「新自由主義」との違いを確認しつつ、カール・ポランニーの資本主義論や、福田恆存の「一匹と九十九匹と」を下敷きにして書かれた原理的な〈グローバリズム＝TPP〉批判ですから、既に内容が古いということはないはずです。一読して頂ければ幸いです。