- 出版社/メーカー: MXエンターテインメント
- 発売日: 2016/02/16
- メディア: 雑誌
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今回は、去年のパリ同時多発テロを受けての原稿になりますが、懐かしのドゥルージアン=マイケル・ハートとアントニオ・ネグリの『〈帝国〉』(2001年原著)を枕に、そのテロの背景について書いています。目新しいことは言ってませんが、少なくとも、現在のISを中心としたテロ活動が、伝統的なイスラム教とは無関係で、むしろ〈帝国=グローバリズム〉によって生み出された〈マルチチュード〉の発現形態の一種、その最悪の暴力形態ではないかという話をしています。
良くも悪くも、あの牧歌的だった「ポストモダン」も今や遠い昔です。一読していただければ幸いです。