- 出版社/メーカー: 拓殖大学日本文化研究所
- 発売日: 2014/03
- メディア: 単行本
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「対談」相手は、遠藤先生とも付き合いが深かった花田太平氏です。1981年生の花田さんと、1978年生の私という30代の二人が、「保守」を巡って、戦後日本、小林秀雄、福田恆存、T・S・エリオット、ドストエフスキー、D・H・ロレンス、カント、アーレントなどにについて語っています。「文学」を専門とする二人だからかこそできた話も多かったように思います。政治学や経済学を専門にしながら「保守」を語るという事はままありますが、「文学」を通して「保守」を語るというのは最近では珍しい風景ではないでしょうか。もちろん、私も花田さんも「ネトウヨ」的な要素は一切ありません(むしろ嫌いです)。が、なぜ、若い二人の文学者が「保守主義」ではなく「保守」を語らねばならないのかという理由については「対談」でも触れていますので、興味のあるの方は是非手にとってみてください。一読して頂ければ幸いです。