批評の手帖

浜崎洋介のブログです。ご連絡は、yosuke.khaki@gmail.comまで。

6月11日に「與那覇潤書店第2回オンラインイベント:日本人は、いつから『議論』ができないのか?―與那覇潤×浜崎洋介」告知

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【6/11】【與那覇潤書店第2回オンラインイベント】日本人は、いつから「議論」ができないのか?mjbookonline.myshopify.com
 6月11日に「與那覇潤書店第2回オンラインイベント:日本人は、いつから『議論』ができないのか?―與那覇潤×浜崎洋介」をお送りいたします。
 與那覇さんとは、『クライテリオン』で対談して以来、ことあるごとにお話しさせていただいてきましたが、この度は、初めてお呼ばれしました(笑)。
 できることなら、観衆の前でのトークインベントにしたかったんですが、緊急事態宣言ということもあって、それも叶いません。ということで、オンラインイベントになってしまいましたが、それならそれで観客数の制約がないことを逆手にとって、できるだけ広がりのあるトークイベントにできればと思います。
 お題は「日本人は、いつから『議論』ができないのか?」となっているので、おそらく「歴史」に基づいた日本人論、あるいはコロナ論になるんじゃないかと思いますが、もし、お時間がありましたら、覗いていただければ幸いです。以下は、【6/11】【與那覇潤書店第2回オンラインイベント】日本人は、いつから「議論」ができないのか? – mjbookonlineの詳細になります。よろしくお願いいたします!

<開催日時>
2021年6月11日(金)
19:30~21:00
※イベント終了後1週間のアーカイブ配信があります。


<販売期間>
販売開始:2021年5月11日(火)10:00
販売終了:2021年6月11日(金)18:30


<開催方法>
ZOOMによる配信となります。
視聴者の方の顔や音声は入りません。


ご購入いただくと、「ダウンロードの準備ができました」というメールが届きます。そちらのメールにダウンロードのリンクURLがございますので、そちらから配信URLの記載されたPDFファイル(URL_20210611J.pdf)をダウンロードしてください。
ダウンロードしたPDFは、iPhoneの場合は「ファイル」アプリ内にて、androidの場合はブラウザのメニューから「ダウンロード」にて、確認していただけます。

また、当日ご覧になられない場合、一週間のアーカイブ視聴を用意しておりますので、そちらもご利用ください。
配信用URLがダウンロードできないなどの不備がありましたら下記にご連絡ください。
丸善ジュンク堂書店 オンラインイベント担当
mjbookonline@maruzenjunkudo.co.jp


<イベント内容>
ついに3回を数えることになったコロナ禍での緊急事態宣言。
しかし、以前の宣言には効果があったのか・生じる副作用とのバランスは適切かなど、本来あるべき「議論」がすっかりスルーされたまま、なんとなくタイミングを見計らうだけの「空気」で、発出や解除が毎回決められている感は否めません。
どうして日本人は、自分たち全員の生活に関わる重大事ですら、きちんと主張を言葉にして、妥当性を吟味・検証することがこんなにもできないのか。
福田恆存研究を軸に、戦後以来の「ことば」の機能不全を探究してきた文芸批評家と、近現代史の知見から眼前の事象にも発言し続ける歴史学者とが、空気ではなく言葉で、「日本人が議論下手になった経緯」を掘り下げ、徹底解明します。


<登壇者紹介>
那覇潤(よなはじゅん)
1979年生。歴史学者東京大学大学院総合文化研究科博士課程修了。学者時代の専門は日本近代史。地方公立大学准教授として教鞭をとった後、双極性障害にともなう重度のうつにより退職。2018年に自身の病気と離職の体験を綴った『知性は死なない』が話題となる。2020年、『心を病んだらいけないの? うつ病社会の処方箋』(斎藤環との共著)で第19回小林秀雄賞を受賞。著書に『中国化する日本』、『日本人はなぜ存在するか』、『歴史がおわるまえに』、『荒れ野の六十年』ほか多数。2021年3月からジュンク堂書店池袋本店にて第31代目作家書店の店長を務めている。


浜崎洋介(はまさきようすけ)
1978(昭和53)年、埼玉県生まれ。日本大学藝術学部卒業。東京工業大学大学院社会理工学研究科価値システム専攻博士課程修了。博士(学術)。文芸批評家。日本大学非常勤講師、『表現者クライテリオン』編集委員、「すばるクリティーク賞」選考委員。執筆活動の傍ら各地で講演・シンポジウム・塾などを開く。著書に『福田恆存 思想の〈かたち〉―イロニー・演戯・言葉』(新曜社)、『反戦後論』(文藝春秋)。共著に『アフター・モダニティ―近代日本の思想と批評』(北樹出版)、『西部邁 最後の思索「日本人とは、そも何者ぞ」』(飛鳥新社)。編著に福田恆存アンソロジー三部作『保守とは何か』『国家とは何か』『人間とは何か』(共に文春学藝ライブラリー)。近著に『三島由紀夫: なぜ、死んでみせねばならなかったのか』(NHK出版)、映像講座『日本近現代精神史』(経営科学出版)がある。