毎日ナビゲート「緊急事態宣言と『日本病』」、その他

 毎日ナビゲートですが、今回も結局、緊急でも何でもない緊急事態宣言に附き合って「緊急事態宣言と『日本病』」ですw。
 「自粛と感染収束は関係がない」という実証研究を無視して(つまり「飲食店」が主な感染源ではないのに!)、しかも、すでに感染率は3月中旬からピークアウトしているにも関わらず(それどころか、大阪府に至っては宣言を出した4月25日には実効再生産数が「1」を割っていたのに!)、第1波~第3波の経験に何も学ばず、相も変わらずの「イタチごっこ」(戦力の逐次投入)に余念がない「緑のたぬき(小池)」と「妖怪ぬらりひょん(菅)」と「自粛バカ(大衆)」ですが、しかし、生きている間に、こうやって実際に国が「狂気」のなかに没していく(亡びていく)瞬間を見るとは思ってもみませんでした。
 去年(2020年)の総死者数は、11年ぶりに1万人減少(!)の138万4544人で、逆に、自殺者は11年ぶりに前年比750人増(3.7%増)の2万919人。でもって、少子化は2万6千人以上進んで過去最少を更新し、「病床数が世界一」で「欧米に比べて重傷者数・死者数が圧倒的に少ないの日本」で「医療崩壊」だというんだから、カフカもびっくりの不条理世界です(というか、東京都は「医療崩壊」さえ起こっていないなかでの「緊急事態宣言」です!)。もう何が何だか分かりませんが、最近は、本気で『城』でも読み返そうかなと考えはじめています(笑)。
 まぁ、嘆いていても始まらないので、少なくとも自分の身の回りだけは「日常」を維持していくしかありません。つくづく「死に至る病」(キェルケゴール)を患う〈近代人=大衆人〉の問題は根深いと感じますが、そんな「近代日本人の弱さ」を想起しておくためにも、今回の「自粛騒動」を「日中戦争」に比較して書いてます。新聞なので抑制して書いていますが、一読していただければ幸いです。
mainichi.jp

 あと、アウリオン叢書20『身体と身体―パフォーマンス・批評・精神分析』(弘学社)という本に「文芸批評と無意識―小林秀雄正宗白鳥の作について』について」というのを発表したんでした。以下(↓)は、アウリオン叢書16巻の頁ですが、ネットで調べても、これしかないので挙げておきます。狭い学術界隈の本なので仕方ないですね(笑)。
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