批評の手帖

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『表現者クライテリオン』最新号(2020年7月号)―コロナ特集号が発売になりました!

表現者クライテリオン 2020年7月号

表現者クライテリオン 2020年7月号

  • 発売日: 2020/06/16
  • メディア: 雑誌
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 『表現者クライテリオン』最新号(2020年7月号)が発売になりました。
 特集は、もちろん「新型コロナ」! おそらく、ここまで「過剰自粛をぶっ飛ばせ!」と言っているのは本誌くらいだと思いますが(笑)、「ボク大企業なんで、リモート歓迎!」とか、「ボク、リスク管理したい公務員なんで自粛警察します」とか、「ボク、文化人だからステイホームでも困んないんで」とかいう輩はともかく、日々、市井のなかで人々と交わりながら生きている生活人の皆さんの共感は得られる内容になっているのではないかと思います。細かいことは言いません、何卒、一読していただければ幸いです!

 ちなみに、編集後記にもあるように、この度、原稿を集めすぎてしまった関係で(汗)、今、もう一冊『別冊・クライテリオン』(ムック本)も鋭意編集中です。そちらの方は、カミュ『ペスト』座談会や、メルマガや、アフターコロナについての座談の他、これまで本誌に登場していただいた方々から様々な論考なども頂いて(柴山さんの香港論なども載ります!)、より広がりのある本にしたいと思っています。そちらの方も、是非、ご期待いただければと思います!

 あと、「表現者塾」に関連して、この度「表現者大学」というものも立ち上げる予定ですので、そちらの方も是非よろしくお願いします。興味関心のある方、向学心に燃えた方は、以下の藤井編集長からのメッセージを確認していただければと思います。 
the-criterion.jp

以下は、最新号の目次となります。よろしくお願いします。

◇ロックでコロナをぶっ飛ばせ! /世良公則×藤井 聡

養老孟司、常識を語る 番外編
グローバリズムについて コロナ禍を考えるために/養老孟司


☆【特集】「コロナ」が導く大転換 感染症の文明論
◇コロナ騒動の真相は何か 日本の無思想を問う/藤井 聡×柴山桂太×浜崎洋介×川端祐一郎
◆日本人よ、「コロナ」がそんなに恐いのか/小林よしのり×藤井 聡
◇「医療観の大転換」は可能か? 医療の現場からみた新型コロナパニック/森田洋之
◆[提案]国民被害の最小化を企図したコロナ禍対策/藤井 聡
◇共生のパートナーとしてのウイルス/武村政春
◆「自粛論」の進め方についての疑問 人間不在のコロナ騒動/浜崎洋介
◇ウイルス学の常識があれば、新型コロナは怖くない 「1/100作戦」こそ防疫の要諦/宮沢孝幸
◆危機に備えた医療体制整備と有事対応/村上正泰
◇失業者急増の緊急事態を直視せよ コロナ禍で政治が一歩でも方向性を間違うと、20万8400人が自殺する社会となる/鈴木傾城
◆「遅すぎる、少なすぎる」日本のコロナ経済支援を問う 諸外国との対比から/六辻彰二
◇コロナ禍で変わる世界秩序/川上高司
◆新型コロナ危機の下でも堂々と進められる「ショック・ドクトリン」 九月入学導入は我が国の初等・中等教育に混乱と破壊しかもたらさない/室伏謙一
◇英国でパンデミックを経験して 「ファーガソン・レポート」の感染症対策における含意/白川俊介
日系人の強制収容体験とコロナ禍の日本/仁平千香子
パンデミックは愛の行為/佐藤健志
パンデミックと「現代文明における死」/藤本龍児


☆【連載】
◇「危機感のない日本」の危機 強制が出来ない国の危機/大石久和
アベノミクスの失敗 第3回 財政赤字への誤解がもたらす政策の迷走/島倉 原
国際政治学パラダイム 第2回 民主主義による平和/伊藤 貫
◆農は国の本なり 第13回 世界的な同時食料危機の連鎖に備えよ/柴田明夫
◇虚構と言語 戦後日本文学のアルケオロジー 第11回 大衆社会の正体 古井由吉「先導獣の話」/富岡幸一郎
◆地形がつくる日本の歴史 第13回 新型コロナウィルス特別編 日本人の命の謎/竹村公太郎
ナショナリズム再考 第5回 コロナ禍で浮き彫りになる「国民国家」の規範的重要性/白川俊介
逆張りのメディア論13 コロナとメディア マスコミの論調が一色になったら要注意/松林 薫
◇メディア出演瓦版/平坂純一
◆だからこの世は宇宙のジョーク 日本に過剰自粛は存在しない/佐藤健志