批評の手帖

浜崎洋介のブログです。ご連絡は、yosuke.khaki@gmail.comまで。

「日本比較文学会―第78回全国大会」が来る、6月18日、19日に開催されます。

 私が所属している日本比較文学会が、東大駒場キャンパスで、来る6月18日、19日に「第78回界全国大会」を開催する予定です。
 私は発表しませんが、18日の発表の司会を仰せつかっています。遅くなってしまいましたが、念のため告知させていただきました(詳しくは、http://www.nihon-hikaku.org/katsudo/katsudo1.html参照)。
 以下は、全国大会のスケジュールです。ご興味のある方は是非。

全国大会の予定
第78回全国大会は、下記の通り開催されます。
日時 2016年(平成28年)6月18日(土)、19日(日)
場所 東京大学 駒場Ⅰキャンパス 21 KOMCEE EAST
6月18日(土)
《理事会Ⅰ》 10:00-12:00
(18号館4Fオープンスペース)
 議長 東京工業大学 戦暁梅
《受付開始》 12:00
《開会式》 13:00 (K011教室)
 《開会の辞》
    日本比較文学会会長・立命館大学 西 成彦
 《挨拶》
    東京大学大学院総合文化研究科長 小川 桂一郎
《研究発表Ⅰ》(各室2名) 13:20―14:30
A室(K211教室) 司会 東京工業大学(非常勤) 浜崎洋介
1.アメリカ・ミシガン大学での講義体験が
 佐伯彰一にもたらしたもの
 ――1960年代における変貌を巡って――
   名古屋工業大学 大貫 徹

2.冷戦期日米文化交流における文学者のアメリカ体験
 ――庄野潤三ガンビア滞在を一例として――
   東京大学(特任研究員)金志映
B室(K212教室)
司会 東京工業大学 劉 岸偉 1.芥川龍之介と『聊斎志異
 ――「酒虫」材源の再考を中心にして――
   大阪大学(院) 陳潮涯

2.「国語の成長」のために
 ――周作人と柳田国男の方言研究――
   大阪大学(非常勤) 王 蘭
C室(K213教室)
司会 北九州市立大学 岩本真理子
1.森鴎外オクトーバーフェスト
   大東文化大学 美留町義雄
司会 国文学研究資料館 野網摩利子

2.夏目漱石の文学理論における読者の感情の意義
 ――ヴァーノン・リーのEmpathyの美学を視座として――
   東北大学(院) 木戸浦豊和
D室(K214教室)
司会 千葉大学 佐藤宗子
1.瀬田貞二訳『指輪物語』における地名の訳し分け
 ――中つ国・イングランド・日本――
   東京大学(院) 川野芽生
司会 新潟大学 猪俣賢司

2.アメリカにおける初代ゴジラの受容
   立命館大学 池田淑子

《ワークショップ》 14:40―16:40
ワークショップI(K212教室)
世界のなかの漱石漱石のなかの世界――新たなる研究の地平へ――
司会・報告  飛ヶ谷美穂子
報告
  福岡工業大学  徳永光展
  フェリス女学院大学 佐藤裕子

ワークショップⅡ(K213教室)
文学をどう教えるか
司会・報告  甲南大学 中島俊郎
報告
 上智大学  新井潤美
 早稲田大学 榊原理智

学会賞授与式 16:50―17:10 (K011教室)

総会 17:10―17:50 (K011教室)
 議長 大阪大学 橋本順光

懇親会 18:10―20:00
 場所 ファカルティハウス(セミナー室)
 司会 
   寺田 寅彦(東京大学
   伊藤 豊 (山形大学

6月19日(日)
《研究発表Ⅱ》(各室3名) 10:00―11:45
A室(K211教室)
司会 広島大学 西原大輔
1.田村隆一表現主義詩人たちの比較研究
 ――詩における「恐怖」の表象を主眼として――
   北海道大学(院)  陳 セン

2.日夏耿之介のブレイク受容をめぐる山宮允との交流について
   前橋国際大学(非常勤) 水野太朗
司会 関西学院大学 大東和重
3.北村透谷『蓬莱曲』とカーライル『サーター・リザータス』
   都留文科大学 菊池有希
B室(K212教室)
司会 静岡大学 花方寿行
1.エンリケ・ゴメス・カリージョが捉えた「日本」
  ――紀行文の方法論と先行する日本像との比較を中心に――
   大阪大学(院) ファクンド・ガラシーノ
司会 愛知学院大学 岩田 和男
2.詩歌合から見る和漢並存
 ――『文安詩歌合』を中心に――
   東北公益文科大学 呉衛峰
司会 九州大学 波潟 剛
3.「民族文学」への回帰――李光洙『私の告白』――
   桜美林大学 鄭百秀

C室 (K213教室)
司会 金沢大学 岩津 航
1.戦時期の日本におけるポール・ブールジェの受容について
   お茶の水女子大学 田中琢三

2.ワロニーにおける象徴主義受容と〈北方〉的象徴主義美学の形成
 ――エクトール・シェネー『ものの魂』を手掛かりとして――
   北里大学 三田 順
司会 東京理科大学 中丸禎子
3.動物の知能と保護思想
 ――1960年代以降の欧米的イルカ観が意味するもの――
   東洋大学 信岡朝子

D室 (K214教室)
司会 山形大学 森岡卓司
1.ポール・オースター『闇の中の男』における安部公房受容
 ――『砂の女』とパラレル・ワールド――
   九州大学(院) 大場健司
司会 国際日本文化研究センター 稲賀繁美
2.フランスにおける総合的日本研究の萌芽
 ――クロード・メートルを例として――
   日本学術振興会特別研究員PD 林久美子

3.英国の風景を描いた二人の東洋人画家・随筆家――牧野義雄と蒋彝――
   読売日本テレビ文化センター(非常勤) 範麗雅

《理事会Ⅱ》 12:00―13:00(18号館4Fオープンスペース)
 議長 福岡大学 大嶋 仁

《シンポジウム》 13:30―16:30(K011教室)
テクストの声を聞く
司会・講師  東京大学 菅原克也
講師
 大東文化大学 千葉一幹
 明治大学 中村和恵
 作家 崎山多美

《閉会の辞》 16:40 (K011教室)
 日本比較文学会代表理事東北大学 佐藤伸宏