批評の手帖

浜崎洋介のブログです。ご連絡は、yosuke.khaki@gmail.comまで。

9月18日に「坂口安吾研究会」で講演をします。

 来る9月18日、「坂口安吾研究会」(http://www.geocities.jp/angokenkyu/index.html#menu)にて、「『カラクリ』の向こう/『ふるさと』の一歩手前――坂口安吾のファルス」という題で講演をします。場所は、日本大学商学部(東京都世田谷区砧5-2-1)二号館3階2307教室。私自身の発表は、15:15から約1時間程度+質疑応答30分。会員・非会員問わず来聴は自由、申し込みは不要とのことです。
 若い頃(幼い頃)に出逢った作家というのは、どこかの時点で乗り越えたと思い込んだり、あるいは、しっかりと整理もしないまま、いつの間にか興味を失ってしまったりするのが普通なのですが、しかし、私にとって坂口安吾は、中学、高校、大学、社会人と読み続けてなお、その「新しさ」を失わない稀有な作家です。講演については、現在、鋭意準備中ですが、興味のある方は是非ご来場ください。以下は、研究集会当日の予定です。

第29回研究集会
◇期日:2016年9月18日(日)13:00より/17:00ごろ閉会予定 ※来聴自由
◇会場:日本大学商学部(東京都世田谷区砧5-2-1)二号館3階2307教室
 http://www.bus.nihon-u.ac.jp/access.html
◇プログラム要目
【研究発表】(13:00〜)
創作メルヘンおよび創作説話にみる超自然的美
――『桜の森の満開の下』、『紫大納言』、『ウンディーネ』の比較より――
 クリストファー・シェレター
 池中愛海

「続堕落論」の論理と回路
 山崎義光

【講演】(15:15〜)
「カラクリ」の向こう/「ふるさと」の一歩手前――坂口安吾のファルス」
 浜崎洋介