昨日、『
表現者』(7月号)が自宅に届きました。この度は、「
日本共産党とは何ものか」という特集の下に、私自身は「『悪』の引き受け方について―
日本共産党への忠言」という原稿を寄稿しています。党規約・党綱領の全面改訂を機に〝普通の
革新政党″に脱皮したことをアピールしつつ、最近では「民主連合政府」(連立政権)の確立という旗印の下、
民進党や
社民党との共闘路線を打ち出しながら、本気で(?)政権奪取への意欲を見せ始めた
共産党ですが、しかし、どうにも違和感が拭えない。個々具体的な政策面では同意する点も少なくないにもかかわらず(特に内政面)、それでも、なぜ
共産党ではダメなのか。今回の原稿では、そのあたりのことを、「政治」という営みについての
共産党の無自覚さ(=幼稚さ/恐ろしさ)という点から論じています。
ただ、単なる
共産党論というのでは面白みがないので(答えが明々白々すぎるので)、むしろ
共産党をだしにして「私の政治観」を論じるという体裁をとっています。その点、先日『文学界』に寄稿した「「十八歳選挙権」への疑問」とも響き合う内容になっているはずです。一読していただければ幸いです。