批評の手帖

浜崎洋介のブログです。ご連絡は、yosuke.khaki@gmail.comまで。

2022年1月8日(土曜日)、『小林秀雄の「人生」論』出版記念トークショーを行います!

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 突然の告知で恐縮ですが、来る2022年1月8日(土曜日)、15:30~(開場15:00~)『小林秀雄の「人生」論』出版記念トークショー「危機の時代に小林秀雄を読む―日本近代150年目の批評」(※ライブ配信あり)を行います!
 文芸評論家の富岡幸一郎先生と、『クライテリオン』の編集委員仲間である柴山桂太氏をお呼びして、「今、小林秀雄を読むこと」をめぐって徹底討議いたします。討議内容は『クライテリオン』にも掲載しようと思っていますが、是非この機会に、小林秀雄を読んでいる人も読んでいない人も、また『クライテリオン』を読んでいる人も読んでいない人も、表現者塾の塾生も非塾生も、「公開座談会」に御参加いただければと思っています。
 富岡先生は、佐藤優氏と『危機の日本史 近代日本150年を読み解く』(危機の日本史 近代日本150年を読み解く | 佐藤 優, 富岡 幸一郎 |本 | 通販 | Amazon)という本を出していらっしゃいますが、その意味でも「日本近代150年目の批評」を論じるにはピッタリの文芸批評の大先輩(先生)であります。
 また、柴山さんは、以前『アフター・モダニティー近代日本の思想と批評』を出した時も、「グローバル時代に小林秀雄を読む」というトークイベントにお呼びしたことがありますが、その時も――編集委員仲間になる以前だったにもかかわらず――、非常に充実した議論が出来た記憶があります(↓)。

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 また、その後も、柴山さんとは編集委員として時間を共有するなかで(飲みの席で)、度々小林秀雄について論じてきましたが、この度改めて小林論を交わすことが出来ることを、7年前(2014年)からの変化も含めて、私自身大変楽しみにしております(7年前より成長していればいいんですが……笑)。
 ここまで日本が液状化している今だからこそ、こういう形で「私たちの足元」を見つめ直しておく必要があるんだと思っています。日本及び日本人論から伝統論、文学と社会科学の差異と同一性、あるいは「グローバル化以後」の現在において小林秀雄を読むことの意味も含めて、当日は、充実した時間を過ごすことが出来ればと思っています。
 先着60名となっていますが、参加希望の方は、以下のフォームから申し込んでい頂ければと思います(当日は、そのまま同じ場所=AP西新宿で「表現者塾」を開催する予定なので、塾の雰囲気を見たい方にとってもいいかもしれません…)
 それでは、1月8日、会場でお会いできればと思います。何卒、よろしくお願いいたします!
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