批評の手帖

浜崎洋介のブログです。ご連絡は、yosuke.khaki@gmail.comまで。

7月2日、施光恒×浜崎洋介「文学とナショナリズムから考える危機の時代」をやります!

the-criterion.jp
 来る7月2日・土曜日、AP西新宿 6P(東京都新宿区西新宿7-2-4新宿喜楓ビル6階 /16:00会場—16:30開会/インターネットでのライブ配信も実施予定)で、施さんと私とで「文学とナショナリズムから考える危機の時代」という対談シンポジウムをやります! 
 定員が60名で、一週間くらい前にはすでに40人以上は埋まっていると聞いたので、もし、参加を予定している方は早めの申し込みをお願いできればと思います(参加費5,000円とのことですが、6/26までのお申込みの方に限って2,000円ということらしいので、そっちの方がお得だろうと思い、急ぎ告知させて頂きました…汗)。
 一応、『小林秀雄の「人生」論』(NHK新書)刊行記念イベント第2弾ということになっていますが、折角政治学者の施さんと「文学とナショナリズム」というお題で対談させてもらうわけですし、ロシア—ウクライナ戦争を横目に見ながら、出来るだけ広がりのある議論にしたいと思っています。
 そもそも「ナショナリズム」とは何なのか? 「良いナショナリズム」と「悪いナショナリズム」とは区別できるのか? 区別できるとすれば、その根拠とは何なのか? それは「文学」とどう関係しているのか? 小林秀雄保田與重郎福田恆存三島由紀夫江藤淳……なぜ日本の保守思想の系譜は文学者によって担われてきたのか?…などなど、文学好きで国語教育や教育改革の議論にも明るい施さんとだからこそできる議論も多々あるかと思います。
 こういう時代だからこそ、浮足立った「これ答えだ!これが敵だ!」系のバカみたいな議論ではなく、落ち着いた「考え方」をめぐる議論が必要なんだと思います。ご興味のある方は、是非、ご参加ください。
 以下は開催趣旨と、カード決済、銀行決済ができるホームです。参考にしていただければ幸いです。よろしくお願いします。

開催趣旨
 2021年11年に刊行されてから産経新聞をはじめとして多くメディアや言論人から賞賛を得てきた『小林秀雄の「人生」論』について、前回も大好評だった浜崎洋介先生の刊行記念イベント第二弾の開催が決まりました。
 今回のイベントでは、政治学者でナショナリズムをご専門とされている九州大学大学院教授の施光恒先生をゲストにお招きし、ウクライナ侵攻などで先行きを見通すことが出来ない危機の時代において、ナショナリズムと文学の関係や、戦前の「近代の超克」論と現代日本の類似性などのテーマを縦横無尽に語り合っていただきます。
 実は、「表現者クライテリオン」の座談会で場を共にすることはあるものの、施先生と浜崎先生の二人だけでのトークイベントは今回が初めてとのことなので、どのような化学反応が起きるか予想がつきません。
 気骨の文芸批評家と政治学者による必聴のイベントですので、是非とも一人でも多くの皆さまからのご参加をお待ちしています。
 ※当イベントは会場(新宿)にお越しいただけない方へも、ライブ配信の形式でご参加いただけます。
7/2(土)『小林秀雄の「人生」論』刊行記念イベント ~文学とナショナリズムから考える危機の時代~ | 表現者クライテリオン