批評の手帖

浜崎洋介のブログです。連絡は、yosuke.khaki@gmail.comまで。

明けまして、おめでとうございます。2025年もよろしくお願いします!

 明けまして、おめでとうございます!
 いよいよ、2025年が始まりました。昨年、よく藤井聡編集長が言っていたので覚えてしまいましたが(笑)、どうも、西洋占星術によると、2025年は、これまで200年続いた「土の時代(近代=形あるものの時代?)」から、「風の時代(ポスト近代=形なきものの時代?)」への本格的な転換期らしいですね。
 それが吉と出るのか凶と出るのか、それも私たち日本人の心の持ち方一つだと言うべきでしょう。これまでの失敗の30年(日本の衰退)、コロナ騒動の顛末(空気全体拘束主義のバカらしさ)、私の目には、それらは全ては「戦後」の、いや「近代日本」の必然の結果として映っています…。が、嘆いてばかりでも始まりません。
 すでに、これまでの世界秩序は、凄まじい速度で解体、変化していっています。それはもちろん、旧態依然の制度に寄り掛かる人間にとっては「危機」であり、これまでの制度を偽物だと感じてきた人間にとっては「好機」でもあるわけですが、いずれにしろここで重要なのは、自分たちの足元を見失わないことでしょう。環境変化に即して変化していくのが「生命(コへレンツ=相即)」なのだとして、しかし、その変化が単なる場当たり的な対応であっては今までと何も変わりません。問われるのは、自分の資質=自然(足元のバランス)であり、飽くまでそれに即した適応です。そして、その己の資質=自然(足元のバランス)を問い質すためには、「精神」の力がどうしても必要であり、さらに言えば、その果てで自らの「信仰」を生きなければなりません。微力ながら、今年もまた、それに寄与する活動(文学、言論、教育、自己研鑽)に全力を傾注していく所存です。
 とは言いながら、でも実は、そんな大層な話をしたいわけではなくて、生きていれば色々ありますが、今日一日をめげずに頑張っていくというだけの話です(笑)。本年も、何とぞよろしくお願いいたします。

 ちなみに、以下は、昨年末に開催された「京大レジリエンスフェスティバル2025」の動画です。順番に「防災(柴田一成先生、鎌田浩毅先生)」「経済(本田悦朗先生、柴山桂太先生)」「共同体論(藤井聡先生、浜崎)」となっていますが、こちらも、まさしく、2025年に向けた議論となっています。ご視聴頂ければ幸いです。

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