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毎日新聞の「ナビゲート2019」欄に、「増税とアベノミクスの失敗」を書きました。
すでに、『表現者クライテリオン』をお読みの皆さんには馴染み深いネタだと思いますが、今回の記事の要点は二つです。
一つは、政府財務省が掲げる「財政再建のための消費増税」という大義名分の出鱈目さ。もう一つは、一見「好調」に見える経済の(それでも、最近はそのメッキも剥がれてきましたが)、その内実の出鱈目さです。
半ば以上、この国に「絶望」していますが、「幾ら食つても腹が減る事を承知しながら、やはり食はずにゐられない」(福田恆存「言論の空しさ」)のと同じように、〈幾ら言っても暖簾に腕押しである事を承知しながら、やはり書かずにいられない〉ということなのかもしれません。つくづく、賽の河原の石積みです。一読していただければ幸いです。