批評の手帖

浜崎洋介のブログです。ご連絡は、yosuke.khaki@gmail.comまで。

「ナビゲート2019」(毎日新聞)に「『消費増税』という不条理」を寄稿しました。

mainichi.jp
the-criterion.jp

 先日、米中貿易戦争に絡めながら「『消費増税』という不条理」(『毎日新聞』2019年5月29日付夕刊)という文章を書きました。
 そのついでと言っては何ですが、私が以前に書いた「ネット記事」(表現者クライテリオンのメルマガ)もご紹介しておきます。
 
 しつこいですが、そろそろ「消費増税凍結」を判断するリミットです。一人でも多くの方に読んでいただきたいと思います。
 この状況で増税したら、この国は、またしても「空気」で敗北することになります。くどくどとは書きませんが、「消費増税」する合理的理由は内にも外にも一ミリもありません(消費増税してはいけない理由は山ほどありますが…)。実際、財務省も新聞社も「消費増税」の根拠を全く説明できていません。一見、説明に見えるものは、全て反論可能であり、消費増税批判に対する有効な再反論については、未だ耳にしたことがありません。
 詳しくは『別冊クライテリオン:消費増税を凍結せよ』所収の拙論「政治において『既定路線』などありえない」や、【Q&A】「増税やむなし」と言われたら、こう言い返せ――10の想定問答 | 表現者クライテリオン、また藤井先生が纏めていらっしゃる、➀【藤井聡】<拡散希望>Q&A「増税やむなし」と言われたら、こう言い返せ―10の想定問答(前編) | 「新」経世済民新聞、②【藤井聡】<拡散希望>Q&A「増税やむなし」と言われたら、こう言い返せ―10の想定問答(中編) | 「新」経世済民新聞、③【藤井聡】<拡散希望> 増税推進の学者やエコノミストは「ウソつき」である。 ~Q&A 10の想定問答(後編)~ | 「新」経世済民新聞などをご参照ください。
 ここまで不条理だと、つくづく日本人(のエリート連中)が嫌になってきますが、しかし、勝っても負けても、私が「日本人」をやめるわけにもいきません。人には、それぞれ限界がありますが、与えられた場所で、出来る限り努力していくしかありません。
 最近、議論で勝って、現実(政治)で負けてしまった福田恆存の悔しさ(例えば「国語国字改革」)を思うことが多くなりました…。