批評の手帖

浜崎洋介のブログです。ご連絡は、yosuke.khaki@gmail.comまで。

日本冨民動画—小林秀雄論の続き!

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 日本冨民動画でやっている小林秀雄論の続きです。「しつこい!」という声も聞こえてきそうですが(…笑)、小林秀雄については、あとちょっと続けるつもりです。
 まずは「様々なる意匠」(デビュー)までの小林秀雄についての解説になっています。完全に、いつもの「講義」になっていますが(笑)、ご興味のある方は、よろしくお願いします!

チャンネル桜【討論】「グローバリズムvsナショナリズムの行方」に出ました。

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 久しぶりに、チャンネル桜さんの討論に出てきました。ただ、事情があってスタジオには行けず(理由については番組内で言ってますが…笑)、スカイプ出演になってしまいました。
 スカイプだと相手の反応が分かりずらく、要領がいまいち掴めませんでしたが、最低限のことは言ったかなという感じです。
 施さんや、川端さんなど、いつものクライテリオン・メンバーもいます。よろしければ、是非。

日本冨民動画5月号!

 日本冨民安全研究所の動画出演が、(録画本数を減らしつつですが)隔月から毎月に変わりました。
 この約一年間で日本冨民安全研究所(松本所長その他のスタッフさんたち)との付き合いが深まったという事もありますが、動画配信は、隔月よりは毎月の方が効率的かつ効果的だという事で、毎月ご協力差し上げることになりました。ただ、やっぱり本業は「物書き」なので(最近は、よく分からなくなってきましたが…汗)、録画本数を少なくするという妥協案で毎月配信に切り替えることにしました。
 ということで、5月号は、単純に「小林秀雄」特集です。動画的に需要があるのかどうか全く分かりませんが、私としては楽しい時間でした(笑)。よろしくお願いします。

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【5月24日(火)19時~】浜崎洋介×與那覇潤「《紀尾井町床屋政談》ロシアの戦争とわれらの憂国」やります。

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【5月24日(火)19時~】浜崎洋介×與那覇潤「《紀尾井町床屋政談》ロシアの戦争とわれらの憂国」やります。
 文春編集部曰く「いつものコンビ」とのことですが(笑)、まさしく、いつものようにやるだけです。もし、お時間が許しましたら、よろしくお願いいたします。

来る5月21日(土)、「表現者クライテリオン」創刊4周年記念シンポジウムin新宿が開催されます!

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 来る5月21日(土)、「表現者クライテリオン」創刊4周年記念シンポジウムが開催されます。
 シンポジウムの題は、ズバリ「首都東京で考える『「愛国」としての「反日」』」です。
 『「愛国」としての「反日」』の著者で、気鋭の評論家である小幡敏さんを迎えてのシンポジウムとなります。どんな議論が展開されるのか…登壇者の私自身がシンポジウムでの議論を楽しみにしていますが(笑)、是非とも、多くの方に参加いただければと思っています。
 以下は、シンポジウムの趣旨と、日時・場所・参加方法などの詳細です。何卒、よろしくお願いします!

表現者クライテリオンは2022年で創刊から4年目を迎えます。ウクライナ情勢を始め、国際情勢は大きな転換点を迎えており、今日ほど、「国防とは何か」、「国とはなにか」を考えることが必要な時代はありません。
今年も表現者クライテリオン編集長の藤井聡編集委員の柴山桂太・浜崎洋介・川端祐一郎に加え、2019年度表現者賞を受賞・『「愛国」としての「反日」』を上梓された元自衛官の小幡敏氏を交えた5人の登壇による、表現者クライテリオン創刊4周年記念シンポジウムを開催いたします。

開催の趣旨は以下の通りです。
日本を愛すればこそ、危機迫る世界情勢の中に埋没していく我が国の衰退を憂い、その宿痾と対峙することは避け得ない。
小幡敏氏による“「愛国」としての「反日」”は、国民と軍との間の欺瞞を暴き、我々日本人に内省を促す。
「生きるとは何であるか、我々が対峙している世界は一体何であるかを思う時、我々は如何にしても軍事というものに向き合わなければならない」と。
「軍隊とは如何なるものか。軍隊とは国民の生存意志そのものである」と。
それでは、我々にとっての“「愛国」としての「反日」”は何であろうか。
頽廃避けがたい日本国の中で、自己省察すべき我々の宿痾とは。
混沌とする世界情勢を乗り越え、我が国が自立していくために必要な気概とは何か。
本シンポジウムで共に問い、我々日本人の精神再建の端緒としたい。
是非とも、一人でも多くの国民の皆さまからのご参加をお待ちしています。

  • 表現者クライテリオン 東京シンポジウム実行委員会-

 以下は、日時・場所・参加方法などの詳細です。

開催:2022年5月21日(土)/ビジョンセンター西新宿 704ホール
開催日時
2022年5月21日(土)
開場
13時00分
開会
13時30分
終了予定
17時00分
会場
ビジョンセンター西新宿 704ホール
(東京都新宿区西新宿1-22-2 新宿サンエービル7F )
アクセス
JR各線「新宿駅」南口・西口 徒歩5分
東京メトロ都営地下鉄新宿駅(7番出口)」 徒歩1分
定員
220名
会費
2,000円
懇親会
希望者のみ
【一次会】17:45~(3時間)5,000円
【二次会】21:10~(2時間)4,000円
シンポジウムin新宿『愛国としての反日』2022.5.21(土) | 表現者クライテリオンから、カード決済か銀行振り込みできます。
※懇親会場は当日お知らせいたします。
主催
表現者クライテリオン」東京シンポジウム実行委員会
(事務局:啓文社書房内)
【お問い合わせ】seminar@the-criterion.jp

隔月刊「日本冨民安全研究所」2022年5月号!

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 今回の動画は、⑬~⑯までは、クライテリオンの特集『日本を蝕む「無気力」と「鬱」』についての解説動画で、⑰~以降は『小林秀雄の「人生」論』の解説動画になっています。
 松本さんとの掛け合いも勢いが出てきましたw。どちらも、出来る限りかみ砕いて解説しています。是非、ご覧ください。
 

『表現者クライテリオン』最新号(2022年5月号)——「日本を蝕む『無気力』と『鬱』」が発売になりました!


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 『表現者クライテリオン』の最新号(2022年5月号)が発売になりました。
 今回の特集は「日本を蝕む『無気力』と『鬱』」と題して、日本のあらゆる領域で進行している文字通りの「無気力と鬱」について取り上げています。
 「正論」を生きることの出来ない自分を、日本人はすぐに「状況」のせいにしますが――そして、それを「現実主義」の名で語りたがりますが――、それこそ「気力」の問題でしょう。確かに、一人で筋を通しても――身近なところで言えば、マスクを外して歩いても――周囲から浮いてしまって終わりというだけなのかもしれない。が、しかし、それなら、だれもが正論を実践しないでいいのか。そんなことはないでしょう。「気力」のある人間から筋を通せばいいだけの話です。それを諦めてしまえば、日本人は決して「状況」を変えることは出来ないということになってしまいます。
 さらに言えば、そんな「無気力」の穴埋めとして編み出されたのが「ポリコレ」「コンプラ」「SDGs」などのふざけた外枠(様々なる意匠)です。それらの外枠に依存している限り、誰も自分の「生き方」を、そして自分自身の「気力」を問う必要はない。官庁も企業も大学も出版社も文化施設も、今や全てが「思ってもいないキレイごと」のオンパレードですが、それらのスローガンを「一億玉砕」「本土決戦」に取り換えてみてください、それはそのまま戦前の日本人の姿に重なってくるでしょう(……というと、それでも戦うことは戦った戦前の日本人に失礼かもしれませんが)。しかし、それで二度目の自滅の道をひた走っているというのだから、もはや日本人の「病」は「病膏肓に入る」と言うべきでしょうか(むろん、一人で「正論」を吐いて暴走して仕方がないし、不毛な論戦は避けたいというのは人情です――それは私も同じです―――が、しかし、それが「思ってもいないキレイゴト」だと思うのなら、そんな言葉を自分から云わないだけでも違ってくるはずです。あるいは、そんな言葉が聞こえて来たなら、決して頷かず、苦虫を噛み潰したような顔で、あるいは軽蔑に満ちた顔で聞けばいいのです。それを官庁で会社で大学で…皆が心掛けるだけでも状況は少しづつでも変わるはずです)。
 
 と、前ブリが長くなってしまいましたが(汗)、雑誌の内容については藤井聡編集長の
【藤井聡】「日本復活!」を企図する皆様、是非、表現者クライテリオンの最新刊『日本を蝕む「無気力」と「鬱」』をご一読下さい。 | 「新」経世済民新聞、あるいは、今の日本は政治も経済も最悪状況です。ただしその原因は全て、日本人の「無気力さ」にあります。これをどう乗り越えるかを、考えてみました。 :: 藤井聡・クライテリオン編集長日記 ~日常風景から語る政治・経済・社会・文化論~ :: ウェブマガジン配信サービス「フーミー」が、丁寧に紹介してくださっています。ご興味のある方は、そちらで確認していただければ幸いです。
 私自身が直接関わった仕事としては①特集論考「『無気力』の手前で―リベラルでも全体主義でもなく」が一つと、②編集委員による文学座談会「失われた『信仰』を求めて―ミシェル・ウェルベック服従』を読む」と、③富岡幸一郎先生と柴山さんとやった表現者クライテリオンシンポジウム「いま、なぜ小林秀雄なのか―『直観』と『知性』の関係をめぐって」になります。以前にも申し上げましたが、私の連載原稿(「『自己喪失』の近代史」)はギリギリのところで落としてしまいましたが、今回は雑誌の頁数の方もギリギリだったので、不幸中の幸いで良かったかもしれません(笑)。
 どれも全力で取り組みました。手に取っていただければ幸いです。
 以下は、最新号の目次となります。

巻頭言
【特集】日本を蝕む「無気力」と「鬱」
日本は今や、20年間経済成長率のランキングでOECD加盟諸国中最下位を記録したのみならず、世界中がコロナ禍から立ち直り始めている中で唯一のデフレ衰退国家である。しかもかつてから自給することができなかった、エネルギーのみならず、今や、ワクチン、そして半導体ですら、自前調達ができない程の後進国に凋落しつつある。
そして何より、先人から引き継いだ伝統、文化、そして国土、さらには、我が国の国体の根幹たる皇室を安定的に護る能力をすら失い始めている。こうした激しい国家的の背後にあるのが、我が国における政界、言論界、学界をはじめとしたあらゆる領域における「無気力」の蔓延であり、それを背景とした、国家的規模の激しい「鬱」状態である。
本特集ではこの認識の下、日本の政治、経済、外交、文化、社会、芸術といったあらゆる次元の各種問題の根幹に この「無気力」の問題が厳然と横たわっていることを改めて描写する。
そしてそれと同時に、この根本的な「無気力」が何故我が国において蔓延する事になったのか、その原因を探り、そしてそこから脱却する方途を模索する。
表現者クライテリオン編集長 藤井 聡

●目次
☆【特集】日本を蝕む「無気力」と「鬱」
[座談会]
政治家にとって「真の行動力」とは何か 戦後政治史に学ぶ/森田実×藤井聡×柴山桂太
[インタビュー]
「見ちゃいけないものを見せる」映画の力 倫理を乗り越えて生まれる「倫理」とは?/白石和彌×藤井聡
・「無気力」の手前で/浜崎洋介
・すぐにあきらめる国、日本/和田秀樹
時代精神としての鬱的気分/土井隆義
・中国の無気力カルチャー「躺平」の背後に横たわるもの/福島香織
新自由主義はなぜ死なないのか/岩木雅宏
・「ポルノ化」した政治的関心/川端祐一郎
・時流に敏ならざること/小幡 敏
・沖縄から考える「四月二十八日」と「五月十五日」/藤原昌樹
[文学座談会]
失われた「信仰」を求めて ミシェル・ウエルベック服従』を読む/本誌編集委員

☆【連載】
・第1回 農こそが日本を守る/鈴木宣弘×藤井 聡(「農」を語る)
・「生きる意味」の探究者、ソクラテス Part――『ソクラテスの弁明』、五つの重要点/伊藤貫(欧米保守思想に関するエッセイ)
マルクスの亡霊たち――霊的な力と弁証法3/富岡幸一郎(虚構と言語 戦後日本文学のアルケオロジー)
・新聞社を覆う「閉塞感」の正体/松林薫(逆張りのメディア論)
・第15回 多様性に開かれた社会における「忠誠心」について 「構成的物語」の重要性――愛着と忠誠の政治哲学序説㊃俊介(ナショナリズム再考)
・捨てる民族と捨てない民族――地形が決める道徳/竹村公太郎(地形がつくる日本の歴史)
・愛という不都合な荷物――ジョン・スタインベックの『怒りの葡萄』を読む/仁平千香子(移動の文学)
・メディア出演瓦版/平坂純一

☆【特別対談/鼎談】
・領土を護る気概を「尖閣海洋調査」が意味するもの/中山義隆×山田吉彦×藤井聡
石原慎太郎の政治と文学/西村幸祐×富岡幸一郎
・「積極財政」で、政治を取り戻せ! /田原総一朗×水道橋博士×藤井 聡

☆【寄稿】
帝王学の真髄――『誡太子書』に学ぶ/所 功
表現者クライテリオン神戸シンポジウム報告――神戸から考える危機と対峙する保守思想/福谷啓

☆【書評】
『反逆の神話 「反体制」はカネになる〔新版〕』ジョセフ・ヒース&アンドルー・ポター 著/田中孝太郎
防衛省の研究 歴代幹部でたどる戦後日本の国防史』辻田真佐憲 著/篠崎奏平
『いつもの言葉を哲学する』古田徹也 著/前田龍之祐

☆【その他】
・「表現者クライテリオン」シンポジウム いま、なぜ小林秀雄なのか/富岡幸一郎×柴山桂太×浜崎洋介
・日本のマスコミ世論と政治の度し難い幼稚さ/ウクライナの今日、日本の明日(鳥兜)
経済財政諮問会議財政制度等審議会(「危機感のない日本」の危機)
・あなた任せの日本人―『にっぽん昆虫記』に寄せて/ウクライナの「徹底抗戦」支持は日本人の本音なのか(保守放談)
・読者からの手紙