批評の手帖

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福田恆存『芥川龍之介と太宰治』が刊行されました。

 来る10月12日、私が「『生を志向しうる文学』に向けて―初期福田恆存の苦闘」という「解説」を書いた、福田恆存の『芥川龍之介太宰治』が講談社文芸文庫より刊行されます。
 既にレグルス文庫になっていた『芥川龍之介太宰治』(現在は絶版)の再版ということになります。初期福田恆存の作家論――なかでも芥川論は抽象度が異常に高くて難解なのですが、この「解説」が、少しでも読者の理解の助けになることを願っています。一読していただければ幸いです。